――「Folder5」としてのデビュー曲「SUPERGIRL」はヒットしました。曲調もFolder時代のモータウン的なサウンドから、完全なユーロビートとすごくエイベックスっぽい曲になりました。

AKINA そうですね。「Folder5」になって、アイドルっぽくシフトしていって、みんなが歌って踊れるキャッチーな曲になって、より多くの人まで広がって聞かれた感じがあります。

仕事が終わるとすぐに帰って寝て、起きたら学校に行って、曲を覚えて、振りを覚えての繰り返しで…

――「Folder5」時代につらかったこと、大変だったことはありますか。

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AKINA つらかったことは、遊べなかったことかなあ。もっと友達と遊びたかったです。仕事が終わると翌日も学校があるので、すぐに帰って寝て、起きたら学校に行って、曲を覚えて、振りを覚えての繰り返しで。当時は「プライベートって何?」という感じでした。

 実際、子供の頃から芸能界にいるのでプライベートの時間というのがよくわからなかったんです。Folder5のメンバー5人で渋谷の漫画喫茶に行って、各部屋でおのおの漫画を読むとかでしたね。

――AKINAさんは当時、恋愛とかはあったんですか。

AKINA 中学生の時に好きな人がいました。学校の同級生で、でもいわゆるスポーツ万能だったり、人を笑わせる人気者だったり、そういうモテるタイプじゃないです。私ってちょっと変な人じゃないけど、みんなが近づかない人が好きなんですよ。好きになった人も教室で一人、物静かにしている人で。ただすごく頭のいい人で。そういうタイプだから特に何があるわけでもなく、遠くから眺めてました。

©佐藤亘/文藝春秋

――2003年にFolder5は事実上の解散となりますが、解散はどのように伝えられたのでしょうか。

AKINA 解散と言われた記憶がないんですよ。だから「Folder5」はまだ続いていると思っています(笑)。メンバーもみんなそんな感じだったと思いますよ。「最近リリースないね」「新人を売るのに忙しいのかな」と話している間に、いつの間にかフェードアウトみたいな感じでした(笑)。