「韓国の十倍以上だった」大谷を迎えた東京の“狂騒”

「韓国もすごかったけど、その十倍以上だったよ」

 2024年のソウル開幕戦も経験したドジャースのフレディ・フリーマン内野手がそう明言した。

「われわれの期待や想像をはるかに超えていたよ。どんな感じになるのかは、ある程度の想像がついていると思っていたんだけど――つまり、韓国に降り立って空港を歩いたときの興奮状態を知っていたから、理解していると思っていたけど、東京に降り立ったときの狂騒ぶりはそんなものじゃなかったよ」

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 ベテラン大投手のクレイトン・カーショーは、脚と膝の手術明けで、5月半ばまでは復帰できそうになかった。この1年前、彼は肩の手術明けで韓国遠征に同行することはなかったが、2025年の日本開幕戦にはチームと別行動ながら家族を連れて東京入りした。大谷とともに行く日本は「人生で一度あるか、ないかの貴重な経験になる」と考えたからだ。カーショーはこう話す。

「もちろん、われわれ全員が日本での大谷の存在の大きさは知っているつもりだったよ。大谷はビートルズみたいなものだ。あるいは、テイラー・スウィフトみたいな存在だと」

©文藝春秋

まるで“スーパーヒーローの同伴”

 ほかのドジャース選手一同も、いろいろなたとえを使って大谷の存在感を表現しようとした。

「大谷翔平は、ジャスティン・ビーバーの十倍以上だな」

 そう言ったのは、タイラー・グラスノーだった。

「もう、それくらいの大騒ぎなんだ。去年も韓国に行ったときはたくさんの人が来てくれたよ。ホテルの周りもそうだし、路上にもたくさんの人が押し寄せてくれた。だから、同じくらいの大騒ぎになるだろうとは思っていたよ」

 ベテラン内野手のミゲル・ロハスは、大谷と行く日本は「スーパーヒーロー」の同伴みたいだったと述懐した。

「ショウヘイと一緒に行くか、抜きでいくかで遠征は全然変わるよ」

 ロハスはそう断言した。

「とにかく期待以上のすごい経験ができた。行く前からあまり変な期待はしないようにしていたんだけどね。行ってみたら、まあ、すごかったよ」