――そこから、どうやってアナウンサーを目指すように?

木村 なんかそこから熱に浮かされたように、「アナウンサー、おもしろそう。やってみたい!」となって。タイミングもタイミングだったので、あんまり研究してないんです。だから、上辺のところしか見てなくて、体力勝負の仕事だとかわかってなかったんですね。

「まずはどっか入んなきゃなー」就活中に1社だけ資料請求した“意外な会社”

――どこに魅力を感じたのでしょう。

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木村 高校のときに留学してたので、海外にまた行きたいなっていう思いがあったんです。当時はTBSも良い時期だったので、アナウンサーもバンバン取材で海外に行っていて。

 なかなか会えない人にも会えるし、普通の会社勤めよりも経験値が高い職業だなって。好奇心がすごく旺盛だったので、最初はそこにすごく魅力を感じたんです。

――アナウンサーの選択肢がなかった頃は、どんな就職先を考えていましたか。

木村 考えてなかったですね。日本語の先生になりたかったんで、それなら海外に行けると思って。でもあの頃は、まだそれで食べていけるほど収入がないっていう話も聞いてて。

 海外で日本語の先生をやるにしても、とりあえず貯金をしないといけないなと。さらに親を安心させて、海外に行くことを説得するためには、「まずはどっか入んなきゃなー」と思って、1社だけ資料請求をしたのがミキハウスで。

――意外ですね。

木村 ミキハウスの服、かわいいじゃないですか。ほんとそれだけで、ミキハウスだけ出しとこうかなと。なので、「このあと、どうしよう」って感じでした。

 

「何したいですか」「お天気を伝えたいです」TBSの採用面接の“裏側”

――アナウンサーの採用試験はTBSのみ?

木村 受けたのは3社です。のんびりしてたんで、テレビ朝日は間に合わなくて。でも受かったのはTBSだけです。日本テレビは一次面接で早々に落ちちゃって。

 日本テレビは、何を思ったのか「報道希望です」と言ってしまって、ものすごい質問攻めにあって、「うん、これ無理だ」と。

 それで、TBSとフジテレビが残っていたんですけど、フジテレビの結果が出る前にTBSが内定を出してくれたので、「それじゃあもう」と。そんな感じで、特にどの局が一番ということがあったわけじゃなく、ただただアナウンサーになりたいだけだったんです。