子供から「アナウンサーになりたい」と言われたら…賛成しないと考えていた理由
――はい。
木村 自分の子供が生まれて「お母さんみたいにアナウンサーになりたい」って言ったら、賛成はしないだろうなと。さすがに今は違うと思いますよ。
もっと守られてるし、働き方改革もあるから、ちゃんとお仕事ができると思うので。だから、今だったら応援するかもしれないですけど。
――アナウンサー志望の学生から相談されることもあったのでは?
木村 そういうときが一番キツかったです。夢を抱いている子たちに、あんまりそういう話をするのもどうかなって。そればっかりじゃないし、良いこともたくさんあるので。
とりあえず学生さんたちには、「一旦立ち止まってみて」と話していました。
「あなたはもっといろんな可能性を秘めていて、その中の1つの選択肢がアナウンサー。アナウンサーになれたらいいけど、いまは『なりたい』というだけで、もっと向いてるものがあるのに、その芽を潰してしまっている可能性もある。
なので、一度俯瞰で見て立ち止まって。それでもアナウンサーと思ったら、もう一回私のとこに来てください」って。まずはそう話すようにしていました。
「木村さんには影武者がいる」とまで言われた多忙すぎるスケジュール
――入社2年で多忙になったとのことですが、一番記憶に残っている激務なスケジュールはありますか。
木村 朝の番組が終わったら、玄関に車が止まってて、そのまま6時間かけて車で富山に行き、映画の撮影をして。映画ってポンポンポンってスムーズにいかないし、待ち時間もあるじゃないですか。かといって、皆さんが真剣に撮影しているのに自分だけ寝るわけにもいかないし。
東京に戻らないといけないギリギリの時間になったので、「次の日のオンエアに間に合わないんですけど」と言って撮影して、また6時間掛けて車でTBSに戻ってきて、そのまんまオンエアに突入っていう。あの時はさすがに運転手さんも「いや~、大変ですね。こんなのなかなかないです」って驚いてました。
――出ている番組が多くて、TBSでは「木村さんには影武者がいる」と言われていたそうですね。
木村 「絶対に影武者いるでしょ」って言われてました。生放送の現場で目の前に私がいるのに、「あれ、いまロケにも行ってない?」と驚かれたこともあります。



