「結婚式の日に気づいたらダイヤが1粒ない」結婚指輪に表れた不吉な予兆
――結婚指輪だけに不吉すぎますね。
木村 結婚式の日に気づいたらダイヤが1粒ないんです。それで直しに出したら、また落ちるんです。「うち、創業70年ですけど、こんなこと今まで一度もないんです」って不思議がられて。
それで「またご先祖様が警告してるのでは」と、ハッとなって。でもまあ、すでに入籍してるから遅いんですけど。
――200万円の指輪は、彼が払ったんですよね。
木村 払うんですよ。どこからかお金を引っ張ってきてたんでしょうね。結局、最終的に悪魔の負債は20億円以上に膨れ上がるんですけど。
「すぐ引っ越すから」億ションばかり内見するけど家を決める気配ナシ
――夫婦の住まいはどうしました。
木村 新居を探すにしても、全部億ションなんですよ。これまた有名な経営者のおうちの近くとか、6億円の部屋とかばかり内見するんです。だけど見るだけで買う様子がまったくないから、不動産会社の人に「奥さん、なんとか言ってもらえませんか」って言われて。
結局、彼が住んでた広めのワンルームに私が移って。「すぐ引っ越すから」と言っては、週末に物件を見に行ったりするんですけど、額がとんでもないところばかりで払えるわけないから一向に決まらないんです。
――その一方で、別荘を建てていた。
木村 そうなんです。ある方が住んでいる近くに、いつでも行き来できるようにって、土地を買って別荘を建てるんですよ。さらに、その方がいつでもやってきて音楽ができるように防音の部屋を作りましょう、みたいな。なんだか、もうすごくて。
結局それも離婚するときに、建築会社の方から私に電話が来て、「支払いが全然されてないんですけど」って。
入籍前に貯金を全額渡してしまったワケ
――元夫が経営していた会社は順調ではあったのですか。
木村 神宮前に会社があって、ちゃんとしたオフィスで従業員もいて。いつも運転手さん付きで行動してて。そうなると、会社がうまくいっているのかいっていないのか分からないじゃないですか。
また、その運転手さんが雇われている身だからだと思うんですけど、すっごい褒めるんですよ。「いやー、社長はね、とにかくすごいんですよ」って。それをずーっと聞かされてると、疑うなんて1ミリもなくなってくるんです。
――それでも、日を追うごとに「この人、怪しいな」と思うことが増えていったと。
木村 入籍するまではなかったんですよ。彼はそこまでは必死で、「とりあえず入籍しなきゃ」という目的があるので。で、入籍して1週間もたたないぐらいから、私は毎晩枕を濡らしながら泣いてて。
なんだか違和感があるんですよ。しかも、入籍前に貯金の全額を彼に渡しちゃってるんです。
――え。
木村 お付き合いしてるときに、唐突に貯金額を聞かれて。「嘘をつくのは裏切り行為だ」「結婚する相手との間に隠し事や嘘は絶対にあっちゃいけない」と思い込んでる人間だったので、とっさに全額教えちゃったんです。



