母親からは「あの人、大丈夫かしら」「表情が一変するの」と電話が…
――家で食べない理由は。
木村 彼はシングルマザーの家庭で育っていて、「僕は家庭の味を知らないんだ」みたいなことを言ってて。私は両親ときょうだい3人がいる家庭で育ったので、「私がこの人の子どもを産んで、家庭ってものを教えて差し上げよう」みたいな感じになってましたね。
それで私の母と彼の母、私と彼の4人でご飯を食べに行ったことがあって。いまだに忘れられないのが、その日の夜に母親から電話があって、「あの人、ちょっと大丈夫かしら」って。「あなたがいないときになると、表情が一変するの」と言うんですよ。
――怖いじゃないですか。
木村 「あなたといるときの顔と違うの」「すごく怖かったの、ママ」って言われて。お義母さんにも良い顔をしてなくて。私が席を外した時が、素の姿だったのかなと思うんですけど。
――友人を家に招いたりすることは?
木村 誰も遊びに来させないですね。親戚の集まりにも、なんだかんだ言って来ないんですけど、来ても遅刻して誰よりも早く帰るんです。
「3億4000万円に膨れ上がっていました」多額の借金が発覚した経緯
――本気でムリになったのは、いつ頃ですか。
木村 入籍して1週間後です。「んーー、ダメだ」って。で、預けたお金を返してもらおうと「すいません、やっぱり自分の手元に置いときたいんで」と言ったら、「そのつど、俺が渡す」って。
「うちの母が病気になりそうで、入院費が必要になるから」とか、いろいろ言ってみたんですけど、「そのつど渡すから。いくら?」って。「いやいや、私のお金を返してほしいんです」って粘ったら、「お金に君の名前を書いてないだろう」って。
けだし名言だと思っちゃったんですよ。「たしかに木村郁美って名前を書いてないっちゃ書いてないけど」って。ああ言えばこう言うで、どういう手を使っても返ってこない。
――まわりの方に助けを求めましたか?
木村 結婚して2か月後ぐらいに、番組スタッフとのバーベキューがあって。そこで女性スタッフとかに「ちょっとやばいかも」みたいな話をしたんです。
でも、みんなスタッフは年上の方が多かったので、「我慢しなさい。結婚は我慢よ」「まだ結婚したばかりじゃないの」なんて言うんですよ。
そう言われるとこっちも「そうだよね、もうちょっと頑張んなきゃ」となって、なんとかして修復を目指そうと頑張るんですけど。
――だけど借金が発覚するわけですね。
木村 いろんな書類にハンコを押したことを思い出して、調べていって金額を見て。「え、これって私が払うんですか」って。連帯保証人にされてたので。
――ひっくり返る金額って、どれくらい?
木村 最初は2億8000万円だったのが、彼が返していなかったので、私のところに督促が来たときには3億4000万円に膨れ上がっていました。
撮影=石川啓次/文藝春秋
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