「僕が全部預かる」「現金で引き出して」1日で貯金をすべて引き出し、元夫に渡した結果…
――かなりの額だったのでは。
木村 小学校のときからお年玉にも手をつけずにずーっと貯金してたんです。たとえば母が1人になったら、私が母を引き取って2人で暮らそうと思って貯めていたので、30代の女性が持つにしては結構な額になってたんですよ。アナウンサー時代は忙しくて使う暇もなかったですし、残業代も青天井だったので。
――彼はその額を聞いて目が¥に?
木村 いや、「おー、すごいね」っておくびにも出さないんです。でも、そこから「どうやって管理してるの?」と聞かれて。「3つの銀行に分けてる」と答えたら、「銀行が倒れたら全部なくなっちゃうかもしれないから、僕が全部預かる」と。
「億単位の人じゃないと預金できない銀行があって、そこは君みたいな人は預金できないけど僕はできるから。僕に預けてくれたら金利もすごくいいし、何よりも安心安全で、倒産したりしないから大丈夫」と言われて。
――どんな銀行なんですかね。
木村 「送ると手数料がかかるから、全部現金で引き出して。そうしたら僕がその銀行に持って行く」と。結構な金額だから引き出すのは怖いと言ったら、「僕が付いていくから」って。1日で全部出したら、それを持ってどこかに行っちゃって。
1週間ぐらい経ってから、なんかちょっとやばいなと思い始めて。だけど、彼にお金がないってことには、その時点ではまだ気づいてないんですよ。ただ単純に、「あ、私、愛されてない」ってことに気づいちゃって、枕を濡らしたんです。
「私がご飯作ったのって1回だけ」元夫から愛されていないと気づいた
――どういったことで愛されていないと感じたのでしょう。
木村 家に帰ってこない、家で一緒にご飯を食べようともしない。あと、目を見れば分かるじゃないですか。
「ちょっと待ってこれ、間違えたかな」って。「待てよ、お金渡したよな」「なんかハンコ押したよな」とか、しばらくしてから気づくんです。
――2人でいても、安らぎみたいなものがなかった。
木村 ないんですよ。常に彼は「経営者だから仕事が忙しい」って。入籍までの4か月間、デートしても彼の行きつけのお店ばっかりなんです。3年と6日の結婚生活の中でも、私がご飯作ったのって1回だけですし。
1回しか家で食べてくれなくて。結婚ってご飯作って一緒に食べるもんじゃないの、って私は考えていたので、「1回くらい家で食べませんか」ってお願いして。でも、食べ始めたらすぐにテレビつけたりとかして、「これって全然幸せな構図じゃないぞ」と。
デートで彼の行きつけのお店に行っても、そこで2人の空間ができるわけじゃないんですよ。「大将さあ」「マスターさあ」って、私を置いてずーっと話してるので。



