「一体何が起きてるんだ?!」元夫がいない隙を狙って父と母と家出

――たしかTBSにいるときにも。

木村 悪魔から電話がかかってきて、「ちょっと赤坂の駅のほうに来られない? 10分でいいから」って言われて。行ったら車が停まっていて、「挨拶しなきゃいけないんだ」と。そうしたらピンク色のスーツ上下を着た、もう絵に描いたような……そっち系の方が。

「はー、いつも主人がお世話になっております」って言いながら。あらゆる点と点がどんどんどんどんつながっていく状況で。それでたまらなくなって、家を出るんです。

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――夜逃げのような形で?

木村 日中ですけどね。彼からしたら寝耳に水状態だったと思います。特に争うこともなく、普段通りに「いってらっしゃい」と彼を見送ったあとに、所沢から父と母に来てもらって。

――お父様は、そこで初めて事情を?

木村 母には話してたんですけど、父には話してなかったんです。母が「郁美と3人で遊びに行きましょうよ」と父に言って車を出してもらって。

 父は何も知らないからルンルンでやってくるんですけど、私がスーツケースやら荷物をいっぱい抱えて立っているもんだから「何? 何なの?」って。

「とりあえず車を出して。全部話すから」って車の中で話したら、父も驚愕してましたね。「一体何が起きてるんだ?!」って。

「家具も何もない状態」の家を借りて別居生活

――そのまま実家で暮らすように?

木村 自分で次の家を探して。私、スピリチュアルなほうではないんですけど、その時だけはわらにもすがる思いで風水を見てもらって。

「この方角に、何月何日までに引っ越して」って言われて、ギリギリで見つけて。もう家具も何もない状態で借りておいて、そこに全部荷物を運びました。

TBSアナウンサー時代の木村郁美さん(写真=本人提供)

――その別居は、結婚してどれくらいのことですか。

木村 2年半ぐらいですかね。父親は怒りまくりでしたね。「お前も悪いんだ!」って。でも、弁護士とやり取りしてくれたり、いろいろ助けてくれましたね。

 ただ、夜中の3時とかに父からガンガン電話がかかってくるんですよ。「明日生放送があるんで、寝させてもらえませんかね」「お前のことだろう!」「確かにそうですよね」みたいな。