「隣の部屋には父がスタンバっていた」離婚するために、カラオケボックスに元夫を呼び出して…
――あちらは離婚にすんなり応じてくれたのですか。
木村 弁護士さんには「彼はあなたの肩書きがまだほしいから、絶対離婚しないよ」って言われてたんですけど、「ワンチャン、トライしてみます」と。
赤坂のカラオケボックスを予約して、そこへ来てもらったんです。人目があったほうがいいけど、ガッツリ見られるのは嫌じゃないですか。監視カメラもあるし。それでカラオケボックスにしたんです。さらに、隣の部屋には父がスタンバっていてくれて、何かあったら助けに来てくれるようにして。
そうしたら、ハンコを押してくれたんですよ。父からもギャンギャン言われてたので、彼も相当参っていたところがあったみたいで。結婚から3年でようやく。「良かった~」となりましたね。
――離婚はできても、連帯保証人の問題が。
木村 離婚でお世話になった弁護士さんに、そちらもお願いしていたんですけど、専門ではなかったので途中でやめてしまって。
そこで今の主人が。彼も経営者で、企業再生なんかもやったことがあったらしくて、借金を圧縮できることなどを教えてくれたんです。
「最後は毎月1万円ずつ返して…」現在のパートナーの手助けもあり、借金を完済
――現在のパートナーとの出会いは、その頃だったのですか。
木村 離婚して、借金のことで戦ってる最中ですね。私と弁護士さんが四苦八苦しているのを、横から見ていて歯がゆい思いをしてたらしくて。
でも、まだお付き合いする前なので、自分が乗り出して借金返済の師匠と弟子みたいになるのは避けたいとのことで傍観してくれていたのですが。
でも、見るに見かねて「そろそろ俺も動いていいかな」って。こちらはもう「お願いします!」でした。
――具体的に某メガバンクとはどんな交渉を。
木村 近年の融資の流れと比べると緩い感じで契約が進んだこととか、「担保なしで、なんでこれだけ貸したんだ?」とか、突っ込みどころが満載だったらしくて。あと、最初にまとめて払うからとか。いろいろなやり方で、だいぶ減らしてくれて。
――最終的な返済額は?
木村 それでも1億円以上ありましたが、最終的には数千万に圧縮してくれて。更にまとめて返済することで最後は毎月1万円ずつ返して、ようやく自力で完済しました。
――自己破産は考えなかったのですか。
木村 自己破産をすると社会的なイメージが悪くなるので……。それだけはしたくなくて。本当にどうにもならなくなったらそれしかないけど、ニュースに出るじゃないですか。「木村郁美、自己破産」とか。「さすがにそれは精神的に無理かも」ということで、できるだけ圧縮して、なんとか自力で返済していこうと。
離婚するまでの3年と6日の間のお給料は、まるまる私のところに残ってたので、そこからまた返済していきました。



