「前の結婚があったから今がある」と思える理由

――2度の結婚を体験してみて、結婚生活で意識していることはありますか。

木村 「前の結婚があったから今がある」と思える部分もあって。よく主人とも話すんですけど、「私たちが20代で出会ってたとしたら、こんなに仲良くは暮らしてないよね」って。きっとお互い自分の仕事を最優先しちゃうし、ぶつかり合うし。

 でも私は生き地獄で生死をさまよい、彼は実際に生死をさまよった。その経験を2人で乗り越えたっていうことは、とっても大きいと思うんですよね。

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――人間関係やお金に対する価値観も変わりましたか。

木村 今の主人には、前のこともあったので「友達に会ってほしい。私だけじゃ、結婚していいのか判断できないから」とお願いしたんです。快く会ってくれました。

 友達以外だと、私が通っているレストランの大将にも「彼氏連れてくるんで見てください」と話して。みんなから合格を頂きました。

現在のパートナーとのツーショット(写真=本人提供)

「やっぱり、だめだ」父親に再婚を反対されて…

――お父様は再婚に反対されていたとか。

木村 最初に会わせたときは絶賛の嵐だったんですけど、一晩経ったら「やっぱり、だめだ」って。悪魔に続いて同じ経営者というのと、悪魔の時に自分がもっと調べて反対すれば良かったのにといった後悔があったみたいで。

 ずーっと反対されてて、最後は電話で「私が幸せになったかどうかは母から聞いてください、ガチャン」みたいな感じだったんですけど。

――どうやって和解を?

木村 父の母、おばあちゃんが亡くなって、お葬式のときに、母が親戚中に主人の話をしてくれてたみたいで。その場でみんなが父を責めるんですよ。「みーちゃん(木村さんの愛称)がこれから幸せになるっていうのに、なんだってあなたがそれを妨げるの!」って。

 そしたら父が「そうか」と頷いて、それをきっかけに歩み寄るようになりましたね。そうなったらすごかったですね。自分の息子以上に息子として扱うような感じで、めちゃくちゃ自慢の義理の息子になってましたね。

――しかし、なぜここに来て元夫や借金のことを語ろうと考えたのでしょう? 取材しておいてアレですけど、心配になるくらい赤裸々に語り倒していますよね。

木村 正直、キツいにも程がある数年間だったので、あんまり口にしたくなかったんですね。思い出したくないというか、話すとドカーンと来るので。PTSDに近い状態になるというか。

 だけど今の旦那さんと出会って、とっても幸せで。彼は生死をさまよったときに、都合3回ほど心臓が止まってるんですよ。でもすっかり元気で、リハビリも兼ねてほぼ毎日2時間ぐらい夫婦でウォーキングに行くんですよ。