――中学生、高校生になると、東京へ遊びに出たりしましたか。

AIKA 半年に1回くらい、友達と原宿へ行ったりしていました。群馬は遊ぶところがないので。1度だけ、高1のときに芸能事務所の人から声をかけられたことがあって。

 でも、そのときは何とも思わなかったです。「嘘なんじゃないか」とか「怪しい人かな」としか感じなくて、アイドルや芸能界への憧れとかもとくになかったですよ。

ADVERTISEMENT

 

「いくつかきっかけがあって」なぜ航空自衛隊を目指すようになったのか?

――自衛隊に入ったのは、なにか惹かれるものがあったからですよね。

AIKA いくつかきっかけがあって。まず、お父さんが陸上自衛隊出身だということ。お父さんは家で自衛隊の話をずっとしていました。私は聞き流していたんですけど、知らず知らずのうちに洗脳されていたのかもしれないですね(笑)。

 それから、小さい頃に自衛隊のお祭りに行って、制服姿の女性自衛官を見たときに「格好いいな」と感じて。当時は女性隊員がまだ少なくて、男性の中に女性がいる姿がとても輝いて見えて、憧れてましたね。

 あとは、仲のいい友達がみんな美容学校へ進んでいったんですけど、その中で自分は違うことをしたい気持ちもありました。昔からの憧れと、人と違うことをしたいという思い、それにお父さんの影響が重なって、自衛隊を選んだんです。

――陸上でも海上でもなく、選んだのは航空。

AIKA 理由が2つあって。1つは、お父さんが陸上出身なので、パッと「じゃ、うちは空だな」と思ったこと(笑)。お父さんから見て航空自衛隊はエリートのイメージで、陸海空の中でも一番うらやましい存在だと言っていたのも大きいですね。

 もう1つは、海上は泳ぐ訓練があると聞いて、それはイヤだなと。群馬は海がないから、私は泳ぎが苦手で、今も海やプールに行くと沈んでいきます(笑)。

 

高3で中学生の塾に通って試験勉強

――自衛官は採用試験がありますけど、試験勉強対策って。

AIKA 高校の時の成績が、下から1番目か2番目くらいで(笑)。先生に「これじゃ就職先もないし、進学もどうするの」と呆れられていました。それで先生に相談せず、自分で地元の自衛隊地方協力本部に行って、その場で願書を書いて、翌日に事後報告したんです。

 ただ、一番倍率が高い航空自衛隊に入ると決めたからには頑張らないといけないと思って、3つ下の妹が通っている塾に、中学生しかいないのに高3の私も一緒に通わせてもらいました。

 塾の先生が知り合いだったので、お願いして入れてもらって勉強しました。目的を持って勉強したらグングンできるようになって、生まれて初めて「勉強したな~」って達成感みたいなものを感じて。