『小さいおうち』で日本人4人目の快挙
ブレイクのきっかけは、2014年に出演した山田洋次監督作の映画『小さいおうち』だ。同作で黒木は、田舎から出てきた純真な女中を演じ、第64回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を日本人最年少で受賞。日本人では史上4人目の受賞となり、大きな注目を集めた。
同年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』に、吉高由里子が演じたヒロインの妹・かよ役で出演。その後もドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に参加し確固たる地位を築いてきた。
デビューから一貫して清純派のイメージが強かった黒木だが、2016年公開の映画『永い言い訳』では、本木雅弘と自身初の濡れ場に挑戦している。
同作で黒木は、本木が演じた人気作家の主人公・衣笠幸夫と不倫関係にある編集者・福永智尋を担当。ベッドシーンは過激なものではなかったが、密会中に幸夫の妻が事故死した知らせを知るという、衝撃的なシーンを演じた。その後も、正常位での濡れ場が登場するのだが、この情事をきっかけに2人は別れることになり、印象に残る演技をみせている。
本木は当時の取材で、「一生懸命腰を振らせていただいた。テスト含めて250回くらい。勢い余って黒木さんの耳たぶをなめてしまった」と振り返り、ニュースで報じられ話題を集めた。この作品で濡れ場もできる女優として黒木の評価はあがり、支持を得ることになる。
順調にキャリアを重ねた黒木は、2019年にヒット作で主演を務めることになる。高橋一生、中村倫也と共演したドラマ『凪のお暇』(TBS系)だ。

