子どもが欲しいと相談したら「私とつながりなさい」
「流産を2回したが、子どもが欲しいので相談した。すると『神とつながりのある私とつながりなさい』と言われた。浴室で飲尿し、ベッドで乳首や陰部を強くつねられる修行をした。全身を舐めるように言われ、お尻の穴も舐めた。私が上になり、避妊具を着けずにセックスした。ホテルの部屋はツインベッドだったが、神と近い方が効果的と言われ、添い寝した。翌朝にも修行を1セットした。次の修行の予定日を確認し、『私のことはご主人様と呼びなさい』と言われた」
B子さんはこのときのことを日記につけていて、〈自分に対して頑張ったねと言ってやりたい。まさかの展開だったけど、先生を信じてる〉と書いていた。
それから2カ月後、同じホテルで再び大野被告と会った。
「また飲尿から始まったが、『今日の修行は浣腸です』と言われた。これで子どもが流れなくなると。トイレで浣腸液を500mlも注入され、1時間もトイレにこもることになった。そこからはいつも通りで、乳首や陰部をつまむ修行を終えた後、全身を舐める修行を終え、私が上になってセックスした。先生には『忍耐力のアップにつながる』と言われた」
A子さんから連絡を受け、警視庁に被害届を提出
この日の日記には〈我慢して頑張ったね。今日も感謝の気持ち。修行で強くなったね〉と書いていたが、この日を境に修行に行くのが嫌になってしまい、夫にセックスのことは秘密にして、修行の内容を伝え、大野被告からの誘いを断った。
そこへA子さんから連絡が入り、弁護士などに相談した後、警視庁に被害届を出した。
同年8月8日、警視庁はA子さんに対する準強制性交等の疑いで大野被告を逮捕した。続いて同年8月29日、B子さんに対する同容疑で再逮捕した。大野被告は当初は「強制したわけではない」「女性から頼まれてしたかもしれない」などと供述していたが、再逮捕後は黙秘に転じた。
2025年8月21日、東京地裁で初公判が開かれた。法廷に現れた大野被告は車椅子に乗ったヨレヨレの老人だった。人工透析を受け、両目はほとんど見えないという。
