金銭トラブルから男性を刺殺し、その遺体を2年間もの間、業務用の冷凍庫に隠し続けていた犯人グループ。しかし「遺体が存在する限りいつかは発覚する」と恐れた彼らは、新潟、長野、埼玉をまたぐ狂気の証拠隠滅へと手を染めていく。
リゾートマンションで遺体をバラバラに解体したのち、貸別荘のバーベキューコンロで焼き、さらにカレーで煮込んで川へ遺棄するという、常軌を逸した凶行の数々――。
事故物件サイト管理人の大島てる氏の新刊『大島てるの怪談部屋 ヒトコワ事故物件』(彩図社)より一部抜粋してお届けする後編では、このあまりにも残酷な事件がどのようにして明るみに出たのか、そして「事故物件」としてのその後の顛末に迫る。(全2回の2回目/最初から読む)
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なぜ遺体をカレーにしたのか?
考えられるのは、臭いのカムフラージュです。冷凍庫から出したことで腐敗が進んだとしても、焼いたりカレーにしたりすれば、臭いで気づかれることはない。そう考えたのではないでしょうか。最終的に埋めるつもりだったならば、地中から異臭が漂い、掘り起こされることを懸念した可能性もあります。
また、作業現場を誰かに見られた場合に備えたという線も考えられます。
現場の貸別荘周辺は人が集まるような場所ではありませんが、遺体隠蔽工作中に何らかの偶然で人に見つかる可能性はゼロではありません。何時間もの長い間、遺体を焼いていれば、不自然だと思われる可能性もあります。
