「Bと仲良くなったんだと嬉しそうに話していた。しかし次第にBから殴られたり、根性焼きされたりと、いじめられていると相談されるようになった」(Aの兄)

Aは「ボコボコに殴られ、顔が変形するほどだった」

 Bは1年の時に高校を中退したが、その後もAとBの“主従関係”は続いた。

「Bやその友人から強制的に呼び出されることも多かった。事件前日の5月13日にもAはBに市内の公園に呼び出された」(同前)

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 公園でAとBはささいなことから喧嘩となった。腹を立てたBは以前から交流があったとみられる海斗に電話をかけ、Aに代わった。

「その際にAがタメ口で話をしてしまったことに海斗が激怒したのです」(同前)

「舐めた態度とってんじゃねえぞ、お前殺すぞ。お前が来ないなら家族殺すぞ」

 そうまくし立てられたAは、Bに横浜市内の海斗の家に連れていかれ、海斗から暴行を受けたという。

「弁護士曰く、人前に出れる顔じゃないくらい、ボコボコに殴られ、顔が変形するほどだったと」(Aの兄)

 その日、Aが帰宅することはなかった。そして、事件の日の午前に警察から電話がかかってきたことで、兄は弟の身に何が起きたかを知ったのだという。

「暴行後にAは無理やり車に乗せられ、気づいたら栃木にいた。そして富山さんの自宅付近に着くとハンマーを持たされ、犯行に協力しろと強制されたそうです」

 だが、Aはハンマーを握ったものの何もできず立ち尽くした。見かねたBらが富山さん宅に侵入し、凶行に及んだのだ。

 Aは富山さんが刺殺される様子を呆然と見つめた。Bが「お前も何かしろよ」と脅す。バールを持った少年もいて、このままでは自分も殺されると思ったAは被害者の遺体を一蹴りした。

 犯行後、Bは、「何もやっていないじゃん、ホント、お前どうしようもないな!」と言い放つと、Cとともに車で逃走。AとDは現場に取り残されたという。

 実際に、Aは事件から30分後、現場付近で顔を手で覆いながら歩いているところを警察に確保され、その後、「同学年の仲間に誘われた」と話している。

送検されるA ©時事通信社

「Bは闇サイトからSNSで夫婦と繋がり、もともと知人であったAやCを誘ったとみられる。Dとの接点は明らかにされていません」(前出・社会部記者)