メイクのこだわりは“涙袋メイクとキラキラ”

――最後にファッションやメイクについてもお聞かせ下さい。メイクのこだわりはありますか。

磯谷 涙袋メイクとキラキラに力を入れています。好きなブランドはディオール。韓国ブランドも好きです。メイクに時間をかけているわけではなくて、10分くらいでしょうか。

 でも、対局の日はその10分が惜しい。それに、対局中に顔を触って手についてしまうのも嫌です。だから化粧はしないで対局に臨みます。

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©︎文藝春秋/杉山秀樹

――対局後のインタビュー動画を見て、今日はお化粧が薄いなと思ったことがあったのですが、スッピンだったのですね。

磯谷 はい。その10分があるなら詰将棋とか将棋の勉強をしたほうがいいと考えているので。ファンの方が近くで観戦されるマイナビ女子オープンの一斉予選と、テレビ中継がある女流王将戦の時はお化粧するようにしていますが、それ以外はしません。

――トレンドを押さえたメイクが好きだけど、将棋にストイックなところは磯谷先生らしい気がします。お好きなファッションはありますか? すごく勝たれているので、バーンと高い服を買っちゃおう、とか。

磯谷 好きなブランドはリリーブラウンとスナイデルでしょうか。若い子向けというか、ルミネのようなファッションビルに入っているブランドが好きです。

 イベント用の服は頑張ってそれなりのものを買います。でも、あまり服にお金はかけていません。4000円でも「高い」と思ってしまって。プライベート用の服は、ネットを駆使して2000円で買ったりします。

 あ、細見えするのは大事で、上も下も服は細見え命で選びます(笑)。

――対局の時はパンツスタイルが多いのでしょうか。

磯谷 そうですね。ズボンのほうが対局しやすいです。きちんと見えるとか、苦しくないとか、これはいいなと思ったものは同じものや色違いをもう1つ買います。上は、襟のついた長袖にしています。

――女流棋士としてデビューされた時には、金髪が話題になりました。ピンクや緑に染めたり、髪色を変えてファンの目を楽しませてくれたように思います。最近は茶色か黒のようですね。

2023年11月に開催された磯谷祐維女流棋士誕生祝賀会で、LPSA所属の女流棋士たちと。このころは金髪が話題になっていた(写真提供 日本女子プロ将棋協会)

磯谷 金髪はリタッチ(伸びてきた根元の地毛部分を染め直すこと)の手間が大変で。髪も傷みますし、金髪は似合う服が限られるので、それも面倒なところはあります。

 でも、もう二度とやらない、とは思ってないです。タイトル挑戦するまでは金髪にはしないと言ってしまったので、挑戦できたらするかもしれません。

©︎文藝春秋/杉山秀樹

――金髪にお着物は磯谷先生的にはありですか?

磯谷 ありです。私はそういうのは気にしないです(笑)。

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