元B1A4のジニョンのキャスティング
観客からは、ヒロインの賢英を読字障害(ディスレクシア)に設定したのはなぜか、という質問が出た。
タン リサーチで出会った老舗写真館の女性は、小学校も卒業しておらず、文字があまり読めなかった。彼女は文字が読めないけれど、写真を現像する。私たちはこのキャラクターを映画に投影しました。私たちは、主人公が文字は読めないけれど、画像や映像に対する認識能力が非常に高いということを際立たせたかった。そして、客家の家庭には男尊女卑の風潮があり、父親が「女の子は学校に行かなくていい、家で写真を現像していればいい」という態度をとる。そういう設定にすることで、この女の子が後に様々な経験を経て、自分でカメラを持って写真を撮りに行き、写真コンテストに参加して、自分自身の道を切り開いていくという、彼女の自立の精神を際立たせたかったのです。
リム テコンドーのコーチのキムは韓国の人気グループ「B1A4(ビーワンエーフォー)」のジニョンが演じています。キャスティングはどのように決められましたか。
タン キャストの条件として、歌が歌えることがありました。ジニョンも歌手ですし、もう一人の弘国役のエディソン・ソンも歌手です。なぜなら1977年は台湾のポップス界において「校園民歌(キャンパス・フォーク)」が始まった非常に重要な年だからです。大学生たちが自分で曲を書いて歌うコンテストが始まった年で、これが後の台湾のポップスを大きく発展させました。だから劇中でギターを弾いて歌う設定にしました。
ジニョンのキャスティングは、政治的なテーマを孕む作品だけに難航しましたが、ジニョン自身が脚本を5回も読み込み「どうしてもやりたい」と熱望してくれました。私もソウルに赴いて面会し、出演が決定したという経緯があります。
