5月26日(以下、日本時間)、ホワイトソックス対ツインズ。同点で迎えた2回表2アウト一、二塁の場面。一打逆転のピンチでツインズの打者が放った打球は1、2塁間を抜ける。背番号「51」を背負った右翼手は、捕球するとホームにレーザービームを放ち、走者の生還を阻止した。ファンからはこう歓声があがった。
「シカゴのイチローだ!」
衝撃のメジャーデビューを飾った、若きメジャーリーガーは一体何者か。
◇◇◇
スポーツ紙記者が話す。
「ホワイトソックス傘下3A『シャーロット』に所属していた西田陸浮(25)は、5月25日にメジャーに電撃昇格しました。翌日、9番ライトでスタメン出場すると、イチローさながらの補殺を披露。翌日の試合でも延長10回に見事なバックホームで勝ち越しを阻止し、チームメイトの村上宗隆が怪我で離脱する中、存在感を見せています」
「周りの子と身体能力は桁違い」
西田は大阪府出身。2001年に、3きょうだいの末っ子として生まれた。建設会社を営む父・進さんが話す。
「幼稚園の頃はよくサッカーをしており、家に帰ってきたら『今日は10点取った!』とか言っていた。話を盛っているなと思っていたのですが、ある日、観に行くと、本当に敵も味方も抜かしてボンボンと点を決めていた。しかし、3つ上の兄にサッカーでは敵わなく、その対抗心から野球を始めたのです」
小学校2年のとき、枚方リトルリーグに入団。その後、軟式野球を経て、北大阪ボーイズに入団した。元阪神タイガースの捕手で、当時の監督の岩田徹氏が振り返る。
「1番でショートを守らせていました。グラブ捌きやフォームが綺麗で周りの子と身体能力は桁違い。『この子は将来、上に行く』と思いました。なにをやらせても上手で『監督、明日ピッチャーさせてください』と言ってきて投げさせたら本当に抑えてしまう。それでいて人懐っこい性格で、叱らないといけない場面でも陸浮がニコッと笑うと怒れんのですわ」
◇
この続きは「週刊文春 電子版」で配信中。東北高校野球部の監督が明かす当時の姿、西田が叶えた「もう1つの夢」、チアリーダー妻の手料理など、新進気鋭の若きメジャーリーガーについて詳報している。
文藝春秋が提供する有料記事は「週刊文春電子版」「Yahoo!ニュース」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

