「日本もベストメンバーで行く必要がある」W杯初戦・オランダ戦のスタメン予想

――チームは途中から瀬古歩夢選手をアンカーに置いて、2トップにシステムを変えるシーンがありました。

 守田(英正)を外した理由がそれだったということでしょう。瀬古はセンターバックもできるし、ボランチもできる。ボランチ単体で言えば守田の方が上だけど、2つのポジションができるところを評価したのでしょう。

 W杯は、不測の事態が起こり得る大会ですし、常にベストメンバーで戦えるわけでもない。何かが起こった時、瀬古をこういう形で使えるという目処がついたのは、ひとつ収穫だったと思います。

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――今回の結果を受けての初戦のオランダ戦の11人は、どうなりますか。

 オランダは4-3-3のオーソドックスなスタイルですが、個のレベルは相当高い。そこに対抗するには日本もベストメンバーで行く必要があります。GKは鈴木彩艶、センターは板倉、左に伊藤(洋輝)、右に冨安。鈴木淳之介も良い選手ですけど、初戦は経験と安定感のある3人で行く方がいいでしょう。

 ダブルボランチは、鎌田と佐野海舟、右アウトに堂安、左アウトに中村、右シャドーに久保、左シャドーに伊東、トップは上田。これが現時点で一番戦えるメンバーだと思います。

――そのメンバーで戦うオランダ戦は、どんな展開を予想していますか。

 W杯の初戦は、どこと対戦しても難しい。特に試合の入りは慎重にいかないといきなりやられてしまう可能性がある。そうなると苦しい展開になるので、最初からいい緊張感で入ること。

 試合はオランダに主導権を握られると思うので、日本の持ち味である堅い守備で我慢し、相手の長所を消していく。そこで相手のミスを突いてカウンターを狙っていくのがベストな戦い方だと思います。

 あと、日本はイージーなミスをしないこと。壮行試合ではイージーミスが散見されたので、初戦までに修正していくべき。初戦は勝利が一番だけど、個人的には勝ち点1で十分だと思います。ここで勝ち点を奪って切り抜けたらトップ通過も見えてくるでしょう。

――日本は、北中米W杯で世界を驚かすことができますか。

 オランダを始め、世界各国は自分たちが思っている以上に日本を警戒している。相手も日本と戦うのは嫌なんじゃないかな。そのくらい相手国が日本を警戒するW杯は過去なかったでしょう。

 今の日本は4年前とは異なり、強い選手を抱え、戦える力も十分持っている。W杯で、何かを起こしてくれるんじゃないかなと期待しています。

取材・文=佐藤俊

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