「何をするにも一緒だったのに、彼女が死んでしまい、生きていても仕方がないと思ったからです」

「遺族に何か言うことはないか?」

「私が殺したわけでもないのに、何が原因で死んだのかも分からないのに、何も言うことはありません。今は冥福を祈るだけです」

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殺人罪にならなかった理由

 結局、検察は殺人罪では起訴できず、結果的に死なせてしまったという傷害致死罪で起訴するしかなくなった。検察側は「SMプレイの行きすぎによる死亡」と断定。だが、藤井は彼女の死の真相については貝のように口を閉ざし、曖昧な説明を繰り返した。

「事件当日は午前3時頃に寝た。彼女は起きていて酒を飲んでいた。

『飲み過ぎるなよ』と言うと、『今日は私のお金で買ったんだからいいじゃん』と言われた。途中で起こされて『もっと飲もうよ』と言われたが、1口だけ飲んでそのまま寝た。すると彼女がローションを持ってきて、『寝ないでよ~』と言いながら、私の性器をいじってきたが、あまりにも眠くて背中を向けると、足で背中を蹴ってきた。

 その後、昼過ぎにドアを叩く音で目が覚めた。彼女がいなくなっていたので、家の中の猫が逃げないようにして玄関に向かうと、彼女が『犬が逃げた』と言いながら、家の中に入ってきた。

 彼女の右目が赤くなっていたので、『どうしたの?』と聞くと、『北側の2階の倉庫から落ちた』と言っていた。それから2人ともまた寝たが、気付いたら彼女が大便をして死んでいた。救急車が来るまでは、人工呼吸や心臓マッサージをしていました」