瀬戸内海の島へと向かう船

 駅前からシンボルタワーの前の道を東に進むと、5分と歩かずに港が見えてくる。

 
 

 高松の港からは、大島や小豆島、女木島に男木島、直島などへの高速船が出ている。高松の港から、瀬戸内海に浮かぶ島々へ。こうした小さな島々にとって、船はライフラインそのものだ。

 同時に観光客にとっても瀬戸内の島を巡るには船が欠かせない。観光シーズンともなれば、港もたくさんの人で賑わうのだろう。

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 そしてもうひとつ。高松の港のすぐ隣、瀬戸内海に面するようにして広がっているのが、通称“玉藻城”とも呼ばれる、高松城である。

 

 つまり高松駅を降りればすぐ目の前に港と城。この高松という町は、駅と港という町の陸と海のふたつの玄関口、そして近世以来の町の“核”であるお城がごく狭い範囲にひとまとまりになって、訪れる人を待ち構えているのだ。

 高松駅が開業したのは1897年のことだ。ただし、このときにはいまよりももう少し西側、つまり海とは離れた場所に置かれていた。

 1910年に岡山県側の宇野と高松を結ぶ宇高連絡船の運航がはじまると、高松駅も海の近くにお引っ越し。その場所は、現在よりもやや海に近い、ホテルクレメントのあたりにあった。