週に一度は丸亀製麺に行っている。何が好きなのかと問われるとなかなか難しいのだが、毎週ラーメンを食べるよりはいくらかヘルシーなのではないかと思っている。まあ、天ぷらをいくつも付けてしまえばあまりラーメンと変わらないような気もするけれど。

 で、やってきたのは四国は香川県、JR予讃線の丸亀駅である。

香川県“ナゾのうどんの駅”「丸亀」には何がある? 撮影=鼠入昌史

ナゾのうどんの駅「丸亀」には何がある?

 もちろん丸亀製麺は丸亀どころか香川でもなく兵庫県発祥であり、丸亀市内にはひとつも店がないということはよく知っている。

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「何の関係もないのに丸亀製麺、讃岐うどんを名乗るなんて」などという声があったことも知っている(いまでは地域活性化包括連携協定を結んで、丸亀市にあれこれ支援を行っているらしいです)。

 

 ただ、正直なことを打ち明ければ、それこそ香川には何の縁もなく、讃岐うどん原理主義でもない筆者にすれば、そこそこ旨くて手軽に食べられるならばなんでもいいのだ。

 こんな雑な考え方の人が多いから地方の食文化が衰退する、なんて言われてしまうのかもしれないけれど。

 前編では、下津井電鉄の廃線跡を辿って下津井港までやってきた。この小さな港町が、かつては対岸の丸亀と結びついて繁栄を謳歌した……。そんな話を聞けば、丸亀まで足を伸ばさねばならぬ。

今回の路線図。県庁所在地である高松市に次いで、人口は県内ナンバー2の約11万人だ。

 そんなわけで、そういえば丸亀製麺も好きだしね、などという余計な理由付けをして、瀬戸内海を渡ってきたのである。