「ラモスさんとカズさんに連絡して…」“解任危機”の夜に起きた出来事

――最終予選の序盤戦はなかなか勝てず、森保監督に対して批判的な声が多かったですね。

武田 なかなか勝てなくて、メディアやSNSで「もうクビにしろ!」「解任だ!」と批判が増えていましたね。

 解任騒動が広島の時の比じゃないくらいすごくて、なんか人格まで否定されているみたいだった。これはヤバいな、次負けたらクビかもしれないと思い、森保監督に連絡を取ってとにかく激励しようと思ったんです。

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――どんな話をされたのですか。

武田 とにかく飯でも食って激励しようと思ったんですよ。それでバルバッコア(シュラスコ専門店)で森保監督と齊藤(俊秀)コーチの3人で食事をしようと思ったんですけど、サプライズでラモスさんとカズさんに連絡したら、忙しいなか時間を合わせて参加してくれたんです。

 森保監督は先輩たちが来てびっくりして、最初は緊張していたけど、ラモスさんやカズさんとサッカーの話ができて喜んでいました。

 あとで森保監督に、当時の食事会のことを聞いたら「あの時はなかなか勝てなくて、いろんな批判もあって、少し自信を失いかけていました。でも、ラモスさんやカズさんから『トップに立つ人が自信を持たないとチームの勝率が下がってしまう。だからどんな時でもやれるんだという自信を持って戦え』とアドバイスをいただいて、最終予選を乗り切ることができました」とお礼を言われましたね。

 日本代表の齊藤コーチからは「武田さんが、森保監督の影の救世主です」と冗談半分に言われました(笑)。

 
レジェンドが集まった日本代表激励会(武田修宏さんのブログより引用)

――それ以降、5連勝して、最終予選を突破しました。

武田 いや、ホッとしましたよ(笑)。ドーハの時の仲間が日本代表の監督をして活躍しているのは、嬉しいですね。

撮影=釜谷洋史/文藝春秋

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