「こんなきれいなのを見たことがない」と子どもみたいに喜んで…森保監督の“純粋すぎる一面”

――森保監督とは長い付き合いですが、どういう人ですか。

武田 本当に優しくて純粋だし、ユーモアもありますよ(笑)。前にBEAMSで服を着た写真を送ったら、同じ場所で同じ服を着た写真を送ってきたし、京都でラーメン食べた写真を送ったら、福岡にいたらしく、博多ラーメンの写真を送ってきた。

 ある年末に、森保監督と齊藤(俊秀)コーチと飯食って帰る際、六本木ミッドタウンでイルミネーションをやっていたので寄ったら「こんなきれいなのを見たことがない」って子どもみたいに喜んでいた(笑)。しかも、近くにいた会社帰りの方々に写真撮影を頼まれて、気軽に対応していたんだよね。

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六本木ミッドタウンのイルミネーションの前で写真を撮る武田修宏さんと森保監督、齊藤コーチ(武田修宏さんのInstagramより引用)

――国歌斉唱の時、よく涙ぐんでいますね。

武田 それまでのことが思い浮かんで、いろんな感情がこみ上げてくるんだろうけど、それも森保監督らしいよね。

 あと、すごく人の恩を大事にしている。今西(和男)さんが亡くなられた時、「今西さんが、将来指導者として仕事ができるように支えてくれた。そのおかげで今がある」と恩師に感謝していた。

 サッカーを応援してくれる人たちへの感謝の気持ちもすごく大きい。W杯前も多くのテレビやイベントに出て、「応援、そして共闘をお願いします」と頭を下げていたけど、俺は「そこまでやらなくていいんじゃないの?」とメールをしたんですよ。

 そうしたら「武さん、日本のサッカーのためであり、日本を応援してくれるファンのために、自分ができることがあれば何でもやります」と返信が来た。森保監督は人としても尊敬できるんですよ。

国歌斉唱時に涙ぐむ森保一監督 ©JMPA

森保監督の“選手の起用基準”とは?

――森保監督が選手を起用する際の基準はあるのですか。

武田 あくまで個人的な考えだけど、どんなにうまい選手でも90分走れない選手、守れない選手は使わない、というのはあるんじゃないかな。世界基準では、1人でもサボればそこを狙われてしまうから。それだけじゃない譲れない絶対的な基準が、森保監督のなかにいくつかあると思う。

 でも、先日のW杯代表メンバー発表の記者会見の時には、涙ぐんでいたよね。森保監督も相当悩んでいたんだなと思った。みんな、いろいろ言うけど、26名のメンバーを決めるのは本当に大変な作業だったと思うよ。

――そういう基準があると理解して選手もプレーしている。

武田 堂安律選手が、あれだけ走って必死に守備をするようになった。その成長を見れば分かるよね。