Miyu 私が憧れていたのは「カッコよくて、かわいい」アイドルなんです。でも、STUは清楚系アイドルだったので「ちょっと違うな」と。髪の毛を染められなかったり、カラコンがつけられなかったりと、制約がいろいろあって。自分では絶対茶髪が似合うと思っていたので、それもストレスでした。あとは、言って良いかわからないけど、生歌で歌うアイドルが好きだったんですけど、そうじゃなかったりして……。そういうことに対しても、当時は「なんでなん?」と思っていました。
──憧れとは違ったんですね。
Miyu あとは握手会があんなにたくさんあって、握手会を頑張ることで人気者になれるなんて知らなくて。今だったら頑張ったほうがいいと思えるけど、当時は中学生だったので「なんでやらなあかんの?」みたいな気持ちでした。
「握手会で釣るのが大事だよ」と言われたけど…
──握手会はどのぐらいの頻度であったんですか?
Miyu たくさんありました。STUだけじゃなく、AKBのCDが出るときにも握手会があったんです。だから、CD出るタイミング関係なく「ずっと握手会あるやん」という。ライブより多かったんじゃないかな。
──握手会ではファンから「釣って」と言われたりすると聞きました。あまり詳しくないんですが「釣る」とは具体的にどんなことを指すんですか?
Miyu 「釣る」は、ファンの気持ちをつかむ、みたいな意味なんです。「〇〇さん大好き~」みたいに言ったり、彼女っぽく振る舞ったり、投げキッスしたり。でも私は14歳で、恋愛もまともにしたことがないから、そういうのがわからなくて。うまくできなくて、人気もなかったです。
──中学生には難しいですよね。
Miyu 「釣る」のが得意な子は、選抜に入るくらい人気でした。私はなかなか選抜に入れなくて。ライブ配信でファンの方に「人気が出るにはどうしたら良いかな?」と相談をすると、やっぱり「握手会で釣るのが大事だよ」とアドバイスをしてくれるんですけど……。でも私としては「そんなアイドルになりたくない」という気持ちもあって。自分のしたくないことをしてまでアイドルやりたくないな、と。反抗期でもありましたし。
──どうすれば選抜に選ばれるんでしょうか?



