きょう6月17日、波瑠が35歳の誕生日を迎えた。14歳でドラマデビュー、モデルとしてもキャリアを重ねた後、24歳の時にヒロインを務めたNHKの朝ドラ『あさが来た』(2015年)で一躍ブレイク。その後は……。5歳下の俳優・高杉真宙との結婚も話題になった、彼女の歩みを辿る。(全2回の2回目)
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「今年来る、来年来るって何年言われてるか…」
2014年、デビューして8年が経っていた波瑠は、週刊誌のグラビアページに登場した際、《今年来る、来年来るって何年言われてるか分からないので、今年こそそのポジションを抜け出したい。ブレイクしたいです(笑)》とコメントしていた(『週刊文春』2014年5月1日号)。その言葉は1年遅れながら翌年、朝ドラ『あさが来た』のヒロインを務めたことで実現される。このとき彼女は24歳になっていた。
『あさが来た』で波瑠が演じた白岡あさは、幕末に少女時代をすごし、明治から大正にかけて活躍した実業家・広岡浅子がモデルだ。ドラマのなかであさは、京都の豪商の家から大阪の両替商に嫁いだものの、店の経営が本業だけでは回らないため、九州で炭鉱経営に乗り出す。
同作を手がけた佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーは、《炭坑夫に女だからと相手にされないあさがついに啖呵を切る。『鬼龍院花子』の『なめたらいかんぜよ!』を彷彿とさせるキレッぷりですよ》と、このときの演技で波瑠は一皮むけたと絶賛した(『週刊現代』2015年10月31日号)。
ちなみに「なめたらいかんぜよ!」とは往年の映画『鬼龍院花子の生涯』(1982年)で夏目雅子が発したセリフとして知られるが、波瑠はちょうど『あさが来た』の少し前、ドラマ『いねむり先生』(テレビ朝日系、2013年)で早世した夏目の役を演じ、そっくりだと話題を呼んだ。
今世紀最高視聴率・23.5%を記録
『あさが来た』の放送がスタートする前月、すでに収録が進んでいた2015年9月には季節の変わり目で体調を崩し、声が出なくなったこともあったが、共演者たちの協力もあって乗り越えた。いざ放送が始まると安定した人気を得て、最終回のあとに出た平均視聴率は23.5%と、21世紀に入ってからの朝ドラでは最高記録に達した。
『あさが来た』でついにブレイクを果たした波瑠は、それからというものドラマ出演が途切れず、演じる役も主人公やヒロインが増えた。そのなかにあって彼女は《30代、40代になっても女優として闘い続けるために、「自分の持ち味を見つけたい。そのために画策している最中」》として(『MORE』2017年2月号)、がむしゃらに仕事をこなした。

