1位:大阪桐蔭(2012年)│究極の攻守バランスと「絶対的エース」

チーム打率 2割9分5厘
チーム防御率 0.80
失策数 6

 最大の決め手は、高3夏の時点で藤浪晋太郎のプロ野球で活躍できるレベルの支配力が“21世紀において歴代屈指”の領域にあることだ。歴史的に見ても松坂大輔や桑田真澄に匹敵するほどの完成度だった。

 

 36回を投げて奪三振49、与四死球9、自責点2(防御率0.50)という圧倒的な内容は、相手が試合を組み立てる余地そのものを奪っている。さらに澤田圭佑が9回を防御率2.00で担い、単独エース依存に寄り過ぎない継投の形も成立していた。打率は3割を切るが、犠打8という少なさが示すように、攻撃は強硬策を軸に“効率よく奪う”方向へ最適化されている。

 

 投手の0点台と攻撃の現代性が噛み合い、データ上「最も隙が少ない」最強チームと結論づけられる。

次の記事に続く 高校野球で「詰まっても内野の頭を超えればヒットになる」聖域は消えた…!? 強豪校が外野を10m前進させる“残酷な理由”