全国各地でイベントが開催されている

――その後、大会への参加頻度はどのように変わっていきましたか。

長距離さん 完歩したときの達成感と「昼夜歩き続ける非日常感」がどうしても忘れられなくて、他の大会を調べ始めました。富士山を一周するコースや、箱根駅伝のルート沿いに箱根を目指すコースなど、世の中には本当に様々な大会があるんですよ。

富士山一周125キロを歩く大会も(YouTubeより)

 最初は関東の大会を中心にエントリーしていましたが、次第に京都や奈良など、気になる地域の大会へも遠征するようになりました。そうして挑戦を続けるうちに頻度がどんどん増していき、現在では月に1度ほどのペースでウルトラウォークの大会に参加しています。

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ウルトラウォークの醍醐味は?

――参加を重ねるうちに、楽しみ方も変わってきましたか。

長距離さん 始めたころはタイムを意識して、いかに速く歩けるかを重視していました。でも今は、街並みや自然の移り変わりを眺めながら、車や電車では見落としてしまうような小さな発見を楽しんだり、訪れた地の名物を食べ歩いたりすることに重きを置いています。

道ばたでネコと遭遇(YouTubeより)

 ウルトラウォークの魅力は、一日の時間経過とともに移り変わっていく風景と、昼夜通して歩き続ける非日常感だと思います。その綺麗な風景と非日常感を求めて、今も歩き続けています。

――大会への参加以外にも、独自のルートを開拓されているとお聞きしました。

長距離さん 富士山頂から高尾山まで歩いてみたり、海から百名山まで歩いてみたりと、ウォーキングと登山を組み合わせた独自ルートを計画して楽しんでいます。

独自ルートのウルトラウォークを楽しんでいる(YouTubeより)

――ウルトラウォーカーの方たちは、独自ルートを楽しむ方が多いのでしょうか。

長距離さん 独自ルートというわけではないですが、中山道や東海道などの街道歩きを趣味にしている方が多いですね。宿場町ごとの名物を楽しんだり、民宿や旅館を利用して旅の情緒を味わったりしているようです。

 他にも、鉄道路線に沿って歩く「歩き鉄」や、国道を歩きながら歴史・地理・街並みの変化を楽しむ方など、大会とは別にウォーキングを深く趣味にしている人は多いんです。それぞれの楽しみ方があって、面白い世界だなと思います。