カントリー娘。時代からのファンが支えになった

――ご自身の好きな世界観を形にしながら、長年音楽活動を続けてこられたんですね。その中で、あらためて支えになったと感じる存在はありましたか。

小林 カントリー娘。のCDを持ってきてくださって、「サインをください」と言ってくださる方がいらっしゃったことですね。何十年も大切に持っていてくださること自体が本当にすごいことですし、素直にうれしかったです。

 また、一昨年北海道の帯広でライブをした時には、東京から尋美のファンの方が来てくださって、お話しすることができました。大阪のファンの方が釧路から帯広までキッチンカーで来て、ファンの皆さんにたこ焼きを振る舞ってくださったこともありました。あらためて、ファンの皆さんに支えられてきたんだなと感じました。 

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©︎細田忠/文藝春秋

かつてのメンバーからは「今も歌を頑張っているんだね」と

ーー今でも、カントリー娘。時代のファンの方が来てくださるのは嬉しいことですね。メンバーのりんねさんとは、今でも交流はされているのでしょうか。

小林 卒業後も何度か会ってはいましたが、彼女が東京を離れてからは長く会っていませんでした。

 実は、たまたま沖縄に遊びに行ったとき、地元にいた知り合いがりんねを探してくれて、再会することができたんです。久しぶりの再会でしたが、りんねは「あずさが来てるって、沖縄でウワサになってたから知ってたよ(笑)」って。

 一緒に住んでいたので、家族のような安心感があったのか、再会した瞬間は時間の流れを感じなかったんです。

ーー久しぶりの再会だっただけに、当時のこともたくさんお話しされたのでしょうか。

小林 以前りんねに、「また一緒に歌おう」って誘ったことがあったんですが、「当時のことを思い出してしまうから、人前に出るのは怖い。よほどのことがない限り表に出ることはないかな」と、お断りされたんです。

©︎細田忠/文藝春秋

 その日は、りんねの仕事が終わってからごはんを食べに行ったんですが、そのことがあったからか、最初は「また、芸能活動のお誘いかも?」と警戒していたみたいです。

 完全にプライベートで来たことがわかると、当時と変わらず話すことができました。りんねからは「今も歌を頑張っているんだね」と、優しい言葉をかけてもらえました。

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