80歳を超えた紳士が掲げる「3つの目標」
その後、ゴルフ仲間のお一人である80代の紳士F氏から言われた言葉も印象的です。
「僕はね、男が80を過ぎたら目標に掲げるべきことが三つあると思っているんですよ」
すなわち、
1.エージシューターになること。
2.娘と同世代のガールフレンドを見つけること。
3.お洒落であること。
エージシュートとは、18ホールを回ったスコアが自分の年齢と同じ、ないしそれ以下になることですが、シロウトのゴルファーにとってはそれが一つの夢です。ただし、若い頃にそれを達成するのはなかなか難しい。すべてパーで回って72ですから、70歳で達成するとしても、アンダーパーにならなければなりません。
私なんぞ、ゴルフを始めてすでに20年が過ぎましたが、今までのベストスコアで89です。今後、80より少ないスコアで上がることはほとんど不可能。多少腕が上がったとしても、それに反比例して体力気力はどんどん落ちて、飛距離も落ちていくいっぽうです。
この分だと、もし私がエージシュートを達成できるとしたら、90歳を過ぎた頃、あるいは100歳になるまで無理です。はたしてそこまで生きていられるか。でも、無理とわかっても目指したい夢の一つです。
若い異性の目を意識してお洒落する
F氏はエージシュート達成の他に、娘と同世代のガールフレンドを作ることとおっしゃいました。それはなにも深い関係になることを望んでいるわけではない。若い女性とご飯を食べたりお喋りをしたりするだけで生きる気力が湧いてくるということです。
そして三番目が、お洒落であること。もちろん、そんな若い異性とデートをしようとすれば、だらしない格好はできない。いい男に見られたいという意識が働いて、お洒落に気を遣うようになるという寸法です。
年を取るにつれ、心身ともに衰えていくのはいたしかたないこと。でも、その衰えをカバーするためにも、エージシュートを目指して白いボールを懸命に追いかける気力体力と、若い女の子との会話についていこうとする向上心。さらに、老いて情けなくなったと思われないようにするためのお洒落。この三つを生きる目標に掲げていると、カッコいい高齢者になるだろうというのがF氏のご意見でした。