「食事は基本的に自炊でやっている。前は2万8000円あれば問題なくやっていけたけど、食料品の値上げが止まらないからきつくなっている。主食のお米が高くなって困るよ、政府の備蓄米が売り出されたときは2時間も並んで買ったけど、最近はどこのスーパーにも置いていない。
仕方ないので近くのディスカウントスーパーでオーストラリア米を売っていたから試しに買ってみた。まずくはないけど国産のブランド米に比べたら味は落ちるな。でもお金がないから仕方ない」
食材費は1日3食で600円
お米、パンなどを除いた肉、魚、野菜類の食材費は1日3食で600円が限度だ。普段はできるだけ安いものを購入するようにしている。食パンは当日が賞味期限切れの半額処分品を買って冷凍保存。正月三が日もおせち料理は我慢、4日以降になって売れ残った伊達巻、紅白の蒲鉾を底値で買って、正月気分を少しだけ味わった。
「昼飯を外で食べることもあるけど、ショッピングセンターのフードコートで親子丼とかラーメンぐらいしか食べられませんね。お金のことを心配しないで寿司とか鰻重を食べてみたいなと思うことがある」
モバイルのお財布とかクレジットでの支払いは、お金を払っているという感覚がないので危険。だから何事も現金主義でやってきたが、最近は電子マネーのみという店が増えてきたので不自由このうえない。
「出費が多くなるのは3月、5月、9月、11月。足りなくて2万円ぐらい貯金を下ろすことがあります」
3月と9月にお金がかかるのはお彼岸だから。奥さんは8年前に急性くも膜下出血で亡くなっており、千葉県のお寺で眠っている。