身長187センチ、東大卒、年収1億円――。そんな漫画の主人公のようなハイスペック男性が、恋愛リアリティショー『時計じかけのマリッジ』に出演し、大きな話題を呼んだ。チェンジャック氏、28歳。
しかし番組放送後、彼を取り巻くSNSの反応は「年収1億あって家賃21万円?」「年商と間違えてない?」と、その完璧すぎるスペックへの懐疑的な声であふれた。現代のエリート経営者は、なぜタワマンに住まず、細長い部屋で暮らすのか。チェン氏の自宅を直撃し、世間をざわつかせた「お金」と「生活」のリアルを深掘りした。
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“経営者の年収”は数字として意味があまりない
――単刀直入に聞きますが、年収1億円は、本当の数字ですか。
チェン 本当です。ただし番組内で紹介した「年収1億円」は収録時付近の年収です。当然、年収は変動するので、1億円に届かない年も過去にはありました。
ただ、経営者の年収って、意味があまりない数字だなとも思っているんです。
――どういうことでしょうか。
チェン 会社全体の売上から経営者は自分の年収を決めることができるわけですが、非常に単純化して言えば、経営者の年収は1億円だけど営業利益がほとんどない会社があるわけです。一方で、経営者の年収は5000万円ほどに抑えても、営業利益が7000万円くらいある場合もあります。結局、会社に残すかどうかを自分で采配できるので。
――つい先日、ご自身のコンサル会社を売却されましたよね。どのような事業でしたか。
チェン 自動車整備工場の補助金取得をコンサルする会社ですね。2021年2月に立ち上げました。ちょうどコロナ禍で、国がさまざまな事業に補助金を出していたときです。国は事業を潰さないために補助金を出そうとしていましたが、一方でその存在を知らない事業者も多くいました。その橋渡しをすることで、会社を大きくしていったんです。
この会社は年商2億円になりました。おそらく「年収1億円ウソ説」を唱える人たちのなかには、「年商2億円で、経営者の年収が1億円にはならないだろう」という批判があるのかなと思っています。
