バズって一気に知名度を押し上げた1枚の写真

――そんな中、当時スタバで撮った写真がバズってニュースにもなっていましたよね。

井口 たしかに、あの写真から一気に知名度が上がった感じはありました。

――あの写真を撮った時のことは覚えてます?

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井口 覚えてます。表参道で、父が経営するEXCEL(編注:美容室チェーン)の撮影があって、その撮影終わりに兄と一緒に飲み物を買って、兄に頼んで撮ってもらった写真でした。

――お兄さまが撮影した写真だったんですね。

井口 そうです。あんまり時間がなかったので数枚パパッと撮ってもらって。正直、私的にはそんなに盛れてるとは思わなくて、載せるかどうかちょっと悩んでいたぐらいだったんです(笑)。

 でも、兄も父も「別にいいんじゃない?」って感じだったし、ミスコン中はできるだけ毎日写真をアップするよう心がけていたので勢いで載せたら、思った以上にバズったんです。

 だから、飲み物をこぼしてたのも全く気づいてなくて。

――よく見るとコーヒーがドバドバこぼれてるんですよね。

井口 思い返せば、「こぼれてるよ」って兄に拭いてもらった気はするんですけど、自分の顔が盛れてるかどうかしか見てなかったので(笑)、逆にネットの方がすぐに気づいていろいろコメントを貰った感じでした。

 

――あの写真は投稿してよかったですか。

井口 そうですね。よかったと思います。かわいい瞬間をとらえてくれたお兄ちゃんに感謝ですね(笑)。

結果が出たときは少し複雑な気持ちも

――いろいろと心労もあった中、準グランプリに選ばれた時の気持ちは?


井口 やっぱり挑戦するからには上を目指していたので、結果が出たときは少し複雑な気持ちもありました。

 ミスコン期間中は、さまざまなお仕事や活動があるのですが、エントリーした学生本人に報酬が入るわけではなく、みんなそれぞれ学業やアルバイトと両立しながら参加していました。だからこそ、一緒に頑張っていた参加者のみんなも本当に大変だったと思います。

準グランプリに選ばれた井口さん

 私はもともとストレスがたまると口内炎ができるタイプなんですが、その頃は常に10個ぐらいできているような状態で。それだけ自分なりに一生懸命取り組んでいたので、結果を聞いたときは「やり切ったな」という気持ちと、少しだけ心残りもありました。

 でも今振り返ると、順位以上に得られた経験や出会いがたくさんあって、挑戦してよかったなと思っています。

写真=榎本麻美/文藝春秋

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