「チームの長期的な軸ではない」
ただ、今後のチーム内における役割については、冷静な評価を下すファンも少なくない。現在のクリッパーズには、長い時間ボールをもつタイプの選手や、チームの方針でプレイ機会を与えたい若手が揃っている。
八村にボールが回ってくる機会が劇的に増えるとは想定しにくく、「安価な契約でローテーションの一角をしっかりと担ってくれれば万々歳」というのが現地ファンのリアルな心境なのかもしれない。
実際、一部のドライなファンからは「ディフェンスは不得意だしリバウンドも取れないから、長期的にいてほしいタイプの選手ではない」といったシビアな声も上がっている。
このように現状では、八村を「チームの長期的な軸」として期待する空気は薄い。
クリッパーズ専門の独立系メディア「213Hoops」は、クリッパーズが実績あるプレイヤーを安く獲得したことを評価しつつ、八村が自身の力でチャンスを作り出すタイプではないことや、守備面に課題があることを指摘する。
さらに同メディアでは、「来シーズン彼が活躍すればもう1年残せるし、状況によってトレードでも動かせる」と、八村が「都合のいい資産」であるかのような表現も見られた。
ただ、移籍が激しいNBAにおいて、選手を「トレードの材料」として評価する視線は決して珍しいものではない。クリッパーズファンのなかにも、「八村が活躍することで、将来的に有利なトレードができるかもしれない」と、きわめてビジネスライクに捉える意見があった。