「水が回ると構造体が腐食します。シミは最も重要なチェックポイントの一つです」とK氏は強調する。雨漏りの痕跡を見落として購入し、後から大規模な修繕が必要になるケースもある。床下の点検口があれば、開けて中を確認する。
ペアガラスは断熱性・遮音性が段違い
現代の戸建ては基礎の構造にベタ基礎(床全面をコンクリートで覆う形式)を採用しているものが多く、湿気が上がりにくく、排水トラブルにも対応しやすい。サッシがペアガラスかどうかも確認しておきたい。「ペアサッシが入っていれば、大きなチャームポイントです」とK氏は言う。断熱性・遮音性が大幅に高まる。
ガラスは後から容易に交換できないため、初めからペアサッシが入っている物件はそれだけで価値がある。バルコニーや屋上がある物件は、防水状態の確認が必要だ。「防水状態は紫外線で劣化します。前の所有者がいつメンテナンスしたかを必ず聞いてください」とK氏は言う。屋上の防水状態が劣化して放置されると、そこから水が侵入して大きな被害になる。
防水のメンテナンス履歴がない場合は、購入後すぐに施工することを前提に資金計画に組み込んでおくべきだ。フローリングの表面の傷や汚れは、中古であれば当然ある。問題ではない。だが引越し前にリフォームするかどうかの判断は、内見時にしておく必要がある。床の張り替えは生活しながらの工事が難しく、「入居前にやるか、やらないか」を決める機会は、事実上内見時にしかない。
不動産インフルエンサー/株式会社光文堂インターナショナル代表
1976年、東京都生まれ。明治大学商学部卒業後、ミサワホーム入社。25歳の時に渋谷区初台に不動産会社光文堂インターナショナルを設立。2011年より海外不動産事業にも進出。2022年6月、YouTubeチャンネル「不動産Gメン滝島」をスタート。不動産業者に騙されないための情報、物件の見方など、ユーザー目線の情報をコワモテで語る動画が人気を集め、登録者数70万人を突破した。毎回、不動産の知識がない人が損しないための情報を発信している、不動産業界ナンバーワンのインフルエンサー。
