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「なんでお前に怒られんなんのよ」と思いながら我慢していた
――イルカのおじちゃんは、良くしてくれた人だった?
しおり 記憶の中では。ただ、小学校4年生あたりになってくると、早めの思春期がやってきたというか、「イヤ~!」みたいな。「誰こいつ?」って感情を抱くようになっていましたね。
なんかよく怒られて、手も全然出されてもいましたし。もう吹っ飛ぶぐらいの勢いでやられて。1時間正座させられることもありました。こっちとしては「なんでお前に怒られんなんのよ」と思いながら我慢してましたね。
母親は私を怒ることが全くなくて、全部その人に任せていて。それもすごくイヤでした。
――幼い頃の自分は不憫だったと?
しおり そう思いますね。
私と母親は市営住宅に住んでいたんですけど、周りにシングルマザーの家が多くて。両親どちらもいる家庭もありましたけど、片親の家庭が多い環境の中で育ったし、そういう家の子同士で遊んでいたし、母子家庭だからどうこうってのはなかったです。「みんなもうちも同じだな」って感覚でしたね。
――生まれ育った地域の雰囲気はどうでしたか。
しおり 私たちの頃は男の暴走族だけでも10チーム以上あったので、ヤンキーは多かったと思います。
