――ちなみにバイクはどこで手に入れていたのですか。

しおり 暴走族の上の人が用意してくれました。やらかした後輩のバイクを盗んできたとか、そんな感じだったと思います。免許は取らずに乗ってましたね。山に行ってメッチャ練習して。結構乗れてましたよ。そんな苦労はなかった気がします。

富山では最大規模のレディースだった

――音速天女の規模はどのくらいだったのでしょうか。

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しおり 最初は3、4人くらいで、途中15人から20人あたりまで行ったんですけど、最終的には10人もいなかったかな。それでも富山では最大規模でしたね。

 そもそも富山にレディースは2つしかなくて、もう一つのチームとはケンカにすらなってなかったので。むしろ他県のチームを意識していました。

音速天女

「どんなやつでもかかってこいや」“タイマン50戦無敗”

――“タイマン50戦無敗”だったそうですが、早くからケンカ慣れを?

しおり 高1あたりかな。3対3とか、5対3とか、最初は人数は多いんですけど、私がすぐに2人を倒したりして、私に手を出せる子がおらんくて、最終的に1対1のタイマンになることが多かったですね。1度だけ相手が2人組で両サイドから髪の毛を引っ張ってきた時はありましたけど、そのときもなんだかんだで勝っちゃったりするんですよ。

 隣の県にメッチャ強い女子がいて。レディースというよりもギャルサーみたいな連中。そことは結構タイマンでやりましたね。

“タイマン50戦無敗”だったしおりさん(真ん中)

――ケンカに強い自覚はあったんですか。

しおり 当時はまったくなかったです。ほんと、怖いもの知らずなだけだったと思います。やっぱり、過去に11人にリンチ食らっとるぐらいなんで1回死んでいるようなものじゃないですか。それもあって「どんなやつでもかかってこいや」って感じでしたね。

――当然「あの女はヤバい」と噂になったりは?

しおり そんな話を聞いたような気がします。とりあえずみんな私と関わりたくなかったみたいです。

――そもそもどんなことでケンカになるのでしょうか。

しおり 特に何も理由はないです。例えば祭りで見かけて、「あいつ、調子乗っとる女だな」ってパッと見て分かるんですよ。匂いというか。で、「お前、どこのもんよ?」「あ? お前こそ誰や?」って始まる感じです。