「女の子のテクニックは?」

「行ってきました」通常の調査復命のはずが、どことなく照れくさい。

「どうだった」

「料金は事前説明どおりで追加などはありませんでした」

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 概要をまとめた書面を提出し、口頭でも復命を行なう。「抜きっこ俱楽部」には後日あらためて別の担当者が調査に入ることが決まっている。

「従業員は?」

「私が見ただけで3名いました。客の回転はかなり速そうです」

「女の子のテクニックは?」

「……まずまずかと」

「冗談だ、冗談」

 統括官はそう言って大笑いした。真面目に答えた私は思わず赤面した。

 そのまま自席に戻ると、隣の席の岩園さんがちらりとこちらを見た。いつもと変わらない顔つきだ。

「ご苦労さま」

もう行きたくない

 その短いひと言にいろいろと意味を探してしまう。まあ、あまり気にしても仕方ない。仕事に戻ろう。

 ピンサロ調査を終えた感想。

「楽しくも役得でもない。次、頼まれたらパスしたい」

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