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行動・心理症状は患者さん本人だけでなく、介護する家族にとっても大きな負担となることが少なくありません。
ですから、中核症状を認知症のサインとして、私たち自身や家族の身に起こりうる変化を理解しておくことが非常に重要です。早期に気づき適切な対応を始めることが病気の進行を遅らせ、生活の質を維持する上で大きな意味を持つからです。
『エクソシスト』の真実
じつはアルツハイマー病のように、病気が脳に影響を及ぼしたり、脳の異変が患者の精神や言動に影響を及ぼしたりする例は少なくありません。
ここで、いくつかご紹介します。
1973年公開のホラー映画『エクソシスト』は、少女が悪魔に取り憑かれ、常軌を逸した行動をとる姿を描き、世界中に衝撃を与えました。この映画が実話に基づいているとわかり、多くの人々を恐怖に陥れたことはご存じの方も多いでしょう。
映画のモデルとなったとされる少年は、人格の変化、幻覚、妄想、奇妙な体の動き、そして理解不能な言葉を発するなど、まさに「悪魔に憑かれた」としか思えない症状を呈したと言われています。
この少年については、後に詐病の可能性も指摘されていますが、一方で、実際に悪魔憑きのような症状を呈する疾患も知られています。
