“かわいい”への憧れと、自分らしい美の探求

――現在は美容についてもSNSで発信されていますが、幼い頃から美容に関心があったのですか。

ジェシカ 小学生のころ、友達に編み込みをしてあげたらすごく喜んでくれたことがきっかけで、美容に興味を持ちました。当時はスマホもなかったので、近くの図書館でヘアアレンジ集を読んでは真似して、友達にやってあげるというのをずっとやっていて。高校卒業後はヘアメイクの専門学校に行きたかったんですが、父が亡くなり金銭面的に苦しかったので、その夢はいったん置いて、バレーボール推薦で大学に進んだわけなんです。

 でも、オシャレを始めたのは本当にここ最近で。それまではずっとジャージしか着ていなかったですし。特に富山にいた時は、お店のものは基本的にサイズが小さいから着れなくて。でも、今は通販とかで買えちゃうから、選択肢はだいぶ広がりました。かわいい系の服はやっぱり似合わないなと思ったりしますけど。

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 メイクのほうは、ここ2、3年で本格的に始めたんですよ。ずっとバレーボールをしていたり、自分に合うファンデーションが日本になかったりで、メイクとは縁がありませんでした。でも、今はベースメイクに関しては海外のものを使っています。日本のものはどうしても色が淡くて。逆にアイメイクやマスカラは日本のもので全然いけますね。

――日本で育ったからこそ、日本的なメイクをしたい気持ちがあるわけですか?

ジェシカ ずっとそう思っていました。あこがれていた女優さんが石原さとみさんで。かわいい系が好きだったんですよ。

 でも最近、リアーナ(バルバドス出身の女性シンガーソングライター)のことが大好きになって。「私が目指すべきはこっちだな」とやっと気づきました。今は日本のメイクで使えるところは取り入れて、自分の骨格や肌色に合うものも組み合わせて、いいとこ取りをするようになりましたね。

 かわいい、かっこいい、きれい、全部取り入れちゃえばいいじゃないかという考え方に変わってきています。

 

――日本の「かわいい」に固執しなくなった今でも、ルッキズムに囚われているなと感じることはありますか?

ジェシカ 正直めっちゃありますね。「ルッキズムなんて嫌だ」とか言ってるけど、結局ルッキズムを一番やってるのは自分だよねって。顔がどうこう思ってるのは全部自分なんですよね。日本人の顔やファッションがうらやましいという気持ちが強いんだと思います。あこがれが。それも徐々に少なくなってはいますけど、ゼロではないですね。