冷やし中華はまだ始まらない。
吉本からワタナベへ。「お笑い界の長瀬智也」と呼ばれるほど人気を得ていたAMEMIYA(47)。しかし拭うことができないお笑いへの「違和感」。さらに芸人仲間からの嫉妬が彼に襲いかかる。
コンビ時代に味わった、先輩からのイジりと呼ぶには過酷すぎるイジメ。女子ウケ最強コンビが苛まれていた「ワーキャー」コンプレックス。「こいつらより絶対売れてやる」。AMEMIYAのどん底時代を奮い立たせた、屈辱の芸人ダイアリー。
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「女の子ウケするネタ」がずっとコンプレックスだった
――吉本からナベプロに移籍して、女性ファンを中心に人気を得たそうですが、まだ「お笑いをやってる自分」への違和感ってありました?
AMEMIYA 僕自身も調子に乗ってるけど、相変わらず違和感はありました。相方が高校時代は「あめち、あめち」って呼んでくれてたのに、NSCに入った瞬間に「雨宮」になって、それも寂しかった。当時はコンビって仲悪いほうが売れると思われていたのもあって。
――ああ。ありましたね。
AMEMIYA 当時はとんねるずさんもダウンタウンさんも仲悪い、みたいな感じでしたよね。あと「借金しろ」みたいな雰囲気も嫌でした。
――ノンストップバス時代は、今とは全然違ってコント主体だったそうですが、ギターを弾くネタはいつから?
AMEMIYA 1回だけ、ギターを弾いたコントをライブでやったんですよ。そうしたら、事務所のお偉いさんが「いいじゃない。今回の」ってメチャクチャ褒めてくれて。
――すごい。
AMEMIYA そこからギターを弾けるということでお仕事が来たんです。テレビ東京の『やるヌキッ!』という番組で、エロい替え歌を披露する「エロシンガーZ」。それが初めて男にウケるネタだった。ずっと女の子にウケるコンビだったから、男にウケるのが快感だったんです。
どうしても芸人界隈って男にウケないと、仲間内からバカにされますから。当時、ハリウッドザコシショウが組んでいたG☆MENSなんて、男しか笑ってなかった。それにずっと憧れがありましたね。




