SNSのフォロワー数は合計165万人、次世代の料理家を牽引するといっても過言ではない長谷川あかりさん(30)。身体に優しく親しみやすいレシピや、豪快に見えてもきちんと美味しいレシピが幅広い人の心を捉えている。

 料理家・管理栄養士としての活動のほか、『キユーピー3分クッキング』の講師を務め、『プレバト』にも出演するなど八面六臂の活躍を見せるなか、7月30日には初のエッセイ集『タコ セロリ アボカド』(文藝春秋)を上梓した。

 実は子役出身の長谷川さん。どんな子どもだったのか、子役時代に学んだこととは――。(全4回の第1回)

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長谷川あかりさん ©平松市聖/文藝春秋

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埼玉の小学生が、いきなりNHK教育の人気番組に

――子役出身とのことですが、芸能界入りの経緯を教えてください。

長谷川あかりさん(以下、長谷川) 4歳の頃から、地元でダンススクールに通っていたんです。やりたいなと思って、自分から親に「通いたい」と言いました。自信もあったし、結構褒められてもいたので、“将来の夢はダンサーかな”なんて思っていました。

 身体を動かすのが好きで、週のほとんどは習い事。ほぼダンス関係でしたが、小学1年からは空手もやっていました。そんな小学生生活が高学年になった頃、スクールの先生にエイベックスのオーディションに参加してみたらどうかと声をかけられました。俳優部門とかモデル部門、歌手部門といったなかに、ダンサー部門が入っている珍しいオーディションだったんです。

著書『タコ セロリ アボカド』では子役時代の記憶も振り返っている

 オーディションを受けている最中、事務所から、『天才てれびくんMAX』(NHK教育)のオーディションも受けてみないかというお声がけがありました。裏事情として、当時、事務所に所属している子役タレントの数自体が少なかったんですよね。私がそちらに受かったらダンスオーディションに受からなくても事務所に入れるという話でした。

 私は私で、ダンス方面では井の中の蛙だった――つまり、自分の能力では歯が立たないことに薄々気が付いているタイミングではあったので、『天てれ』の話は降って湧いたチャンス。事務所に所属できる確率が2倍になると思って受けたら、『天てれ』が合格で。普通の埼玉の小学生だったのが、2007年から「てれび戦士」として、急に芸能生活が始まりました。