でも、番組を卒業すると普通にオーディションを受けないと仕事はない。芸能コースのある日出高(現目黒日本大学高)に入っても、オーディションには落ち続ける日々で、「やればやっただけ褒められる」という図式が思うようにはたらかなくなった時、どうしたらいいかわからなくなった時期がありました。
番組に出してもらって褒めてもらっていたから、掲示板の悪口も面白がっていられたけど、基盤がなくなると凹む。
オーディションに受からず、思い悩む日々
――芸能活動は、続けたいという意向だったんですか。
長谷川 そうですね。ただ同級生や共演していた子たちが活躍している姿を見ると、いいなと思う一方で、どんどん自分が無価値に思えるんです。「あの子はやっぱり美人だから起用される、だから私は受からないんだ」と気持ちが落ちてゆく。
外見のせいにする方が楽だったんです。自分なりに努力しているということまで、自分で否定したくない。圧倒的に何かが足りていないから落ちるのに、自己評価と、自分がやりたいことと、人から何が評価されるのかが、もうガチャガチャ。かなり辛かった時期ですね。
――自分に価値がないと思ってしまうのはしんどいですよね。
長谷川 そうですね。いくら自分が女優業を頑張りたいと思っても、オーディションに受からないと頑張らせてももらえない。それなりの目標を持っていても、スタート地点にも立たせてもらえないという乖離がしんどかったです。自分の思う“努力”が、必ずしも結果に直結しない、またそれが当たり前というのは、芸能界の特殊さだろうと思います。
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