「ちんこと言えばちんこと返ってくる」。下ネタコントでブレイク中の男女コンビ・ニッキューナナのこっちゃん選手は、下ネタと客の関係を「やまびこ」と表現する。
自分が面白いと思った下ネタで引かれるのが悔しい。どうにか笑わせたい。しかしそこに立ちはだかる「下ネタで地上波は難しい」「女の笑いって面白くない」という壁。こっちゃん選手はその壁をどのように乗り越えようとしているのか。(全3本の2本目/つづきを読む)
◆◆◆
「下ネタがつなぐ思いやり」がYouTubeにはある
――最初の頃に作ったネタと現在の下ネタには何か変化はありますか。
こっちゃん選手 特には変わってない気もするけど、ボキャブラリーが増えたくらいかな。あの手この手になってきた感じはあります。ちょっと複雑にしてみたりとか。
――下ネタをやっていたら地上波に出れないと言われることは?
こっちゃん選手 でも、テレビに出たいなって思ったら、こっち側からアプローチする、それ用のネタを作ればいいと思ってるので。別にそこまで地上波のために根本から変えるということはないかもしれないです。
――YouTubeはいつから始められたんですか。
こっちゃん選手 6年前ですね。「ちんこ」「おっぱい」みたいなことから始めて、現在も「ちんこ」「おっぱい」みたいなのを上げてる感じなんですけど。単独ライブで私たちが下ネタをやって、お客さんが笑ってくれるのはすごいありがたいな、楽しい空間だなって思います。「ここが理想郷だったんだ」というか。下ネタがつなぐ思いやりのような、YouTubeでもそういう循環があるんですよ。
コンプラに厳しくても、下ネタで笑う人は多い
――ニッキューナナさんはTikTokでもすごく人気ですが、今の若者と下ネタってどういう関係にあるのでしょう。
こっちゃん選手 どうなんだろう……密接な関係にあるんじゃないでしょうか。若い子もやっぱり感性は一緒で、下ネタで笑う人は多い感じがします。街で若い子から「おもしろかったです」って声をかけられることもあって、何のネタ見てくれたのって聞くと「(小声で)セックスの……」「おな、オナニーの……」って。「ありがとうございました」みたいな感じでこそこそっと言ってくれるんですよ。
――若者の性離れが叫ばれる中で、若者も下ネタに興味があるし、見てますって言える。ニッキューナナさんの下ネタは希望ですね。
こっちゃん選手 ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。たまにゲロ出るんじゃないかなっていうネタもちゃんとあります。私の中でせめぎ合ったやつ。本当にギリギリおもしろさが勝ったから出してるけど。

