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氷点下20度まで気温が下がる冬場は、耳がちぎれそうな痛さを我慢して戦っている。ニットで耳を塞ぐと迫撃砲弾の飛来音やドローンの飛行音を拾えない。足のつま先の感覚もない。この季節の雪や雨は地獄だ。服や靴、靴下が濡れて、乾き切るまで3〜4日は掛かる。
冬場は森の木々の葉が散り、ドローンから丸見えになってカミカゼが兵士に向かって森に突っ込んでくる。雪が積もれば行軍速度も著しく低下する。敵には足跡を追われ、雪のせいで腰も下ろせない。
そして、戦闘が始まると、今度は極限の緊張状態が体温を上げる。防寒着のなかのインナーが汗で濡れて、動きを止めるとそれが凍り始める。解決法は、ロンTとアウターのみを着用することだ。極寒に耐えられる体質に自分自身を変えるしかない。
金子 大作(かねこ・だいさく)
ロシア軍特殊部隊「アフマット」所属
1975年、大阪府生まれ。20代で大阪府内に板金塗装会社を設立。2000年代初頭の「VIPカーブーム」に乗り財を成した。2023年8月にロシアへ渡り、外国人傭兵部隊「ピャトナシュカ旅団」に狙撃兵として採用。現在は特殊部隊「アフマット」に所属する。アウディーイウカ、ルガンスク、クルスクなど激戦地での戦闘を経験。2026年5月現在は、ベルゴロドで戦う。著書に、『ロシア軍の日本人兵士 最強の特殊部隊「アフマット」で見た地獄』(講談社)がある。
ロシア軍特殊部隊「アフマット」所属
1975年、大阪府生まれ。20代で大阪府内に板金塗装会社を設立。2000年代初頭の「VIPカーブーム」に乗り財を成した。2023年8月にロシアへ渡り、外国人傭兵部隊「ピャトナシュカ旅団」に狙撃兵として採用。現在は特殊部隊「アフマット」に所属する。アウディーイウカ、ルガンスク、クルスクなど激戦地での戦闘を経験。2026年5月現在は、ベルゴロドで戦う。著書に、『ロシア軍の日本人兵士 最強の特殊部隊「アフマット」で見た地獄』(講談社)がある。
