ただ、本来の目的であった金品については発見できず、得たのは婦人用の腕時計と現金2千150円(約8万6千円)のみだった。

 ちなみに、司法解剖でなぜ菊池以外の精液も検出されたのかはわかっていない。

犯行発覚の理由は…

 逮捕のきっかけは、盗品の腕時計である。菊池はこれを当時東京に住んでいた妹に渡していた。遠く離れた東京なら気づかれることはないと思ったのだろう。しかし、警察は捜査の一環で念のため妹にも事情を聞きに東京へ足を運んだ。

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 素直に応じる妹の腕に付けられていた腕時計を捜査員は見逃さなかった。聞けば、兄からプレゼントされたものだという。当然ながら、妹は何も知らされていなかった。

 こうして警察に呼ばれた菊池は素直に犯行を自供。

写真はイメージ ©getty

 強盗殺人などの罪で起訴され、事件から8ヶ月後の1953年11月25日、宇都宮地裁から死刑判決を下される。