24歳でグラビアデビューを果たし、憧れの世界へと飛び込んだ高橋凛さん。しかし、周囲の美しい共演者たちと自分を比較するうち、次第に強いコンプレックスと焦りに苛まれていく。

「もっと痩せなければ」という思い詰めた表情の裏で、彼女が手を出してしまったのは「食べたあとに吐く」という過酷な沼だった――。インタビュー中編では、知られざる暗闇の時代に迫る。(全3回の2回目)

グラドルの高橋凛さん ©三宅史郎/文藝春秋

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遅咲きのデビュー

――24歳でのグラビアデビューは少し遅めですが、大変さはありましたか?

高橋 事務所には年下の先輩がいらっしゃったり、最初は少し戸惑ったのですが、いじめなどが一切ない健全な事務所だったんです。グラビアアイドルとして、自分を守るためにどうすればいいのか先輩が教えてくれました。

――過敏性腸症候群は、グラビアの撮影に影響しましたか?

高橋 撮影はすごく大変でした。移動が多いので、ロケバスの中で「下痢になったらどうしよう」と怯えていました。とくに、飛行機は離陸時にトイレに行けないのが恐かったです。実際に漏らしたことはないのですが。格闘技のラウンドガールをしていた時は、待機中に着るベンチコートのポケットに即効性の下痢止め薬を常備していました。