無情にも復興の足を引っ張る余震に加え、炎天下が容赦なく住民や復旧復興支援にあたる人間の体内から水分を搾り取る。

 そんな水が避難所や給水ポイントにもよるが、1回一人4リッターから10リッター配布されているのである。

 大型ペットボトルや水タンクを持ち合わせていない住民には給水ポイントで10リッター入る飲料水袋も配布されるが、一人10リッターというたら、重さ10キロである。

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飲料水を配布する陸上自衛隊 ©宮嶋茂樹
飲料水を運ぶ子ども ©宮嶋茂樹
1袋10キロ。子どもと一緒に運ぶ自衛隊員 ©宮嶋茂樹
1日何度も往復する必要がある。自衛隊員がお手伝い ©宮嶋茂樹

 これを持って、一日何度も倒壊を免れた我が家との間を往復する必要がある。この炎天下に。

 これは車のない家や、この辺りにはほとんどなかったが、高層住宅の家庭にはきつい。というより、お年寄りやお使いの子供らには無理である。そういう場合は屈強な自衛隊のお兄さんらが持ってくれる。

 しかし、ここでは給水入浴給食支援はもはや自衛隊だけの専売特許にあらず、近隣自治体やボランティアによる、給水スポットや規模は小さいながら、スーパー銭湯でも使用されている温水循環式の浴槽も備えた野外入浴セットも立ちあがっていた。

陸上自衛隊第8後方支援連隊補給隊による、野外入浴施設「火の国の湯」づくり【1枚目/全3枚】 ©宮嶋茂樹
陸上自衛隊による、野外入浴施設「火の国の湯」づくり【2枚目/全3枚】 ©宮嶋茂樹
陸上自衛隊による、野外入浴施設「火の国の湯」づくり【3枚目/全3枚】 ©宮嶋茂樹

「生き返ったあ!」かき氷のキッチンカー

 また「すき家」の牛丼やイベント用の屋台の焼きそばなど温食を提供できるキッチンカーも駆けつけだし、住民からありがたがられた。

 しかし……最も目を疑ったのは「かき氷」のキッチンカーであった。