イチゴ、メロン、ミルク、コーラ、ブルーハワイ、ドラキュラ?と様々な味の色鮮やかな本格的かき氷が殺風景なそこかしこの避難所に彩を添えたばかりか、老若男女の住民が「生き返ったあ!」と感嘆の声を上げていた。

「すき家」の牛丼を提供する ©宮嶋茂樹
「かき氷」の提供があり、「生き返ったあ!」思わず笑顔になる子どもたち ©宮嶋茂樹

真夏のトイレ事情は…

 そして、口から入れる飲料水も大事やが、同様、排泄も人間にとって重要である。

 真冬の能登震災発生直後からあれほど問題になったトイレ事情は真夏にもかかわらず、明らかに改善されていた。

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宇城市小川防災拠点のマンホールトイレ。駐車場のスペースを利用。行列もほぼ見られず、能登地震と比べてトイレ事情は改善されていた ©宮嶋茂樹
こちらは防災用コンテナ型トイレ ©宮嶋茂樹

 各避難所でも真夏にもかかわらず、あまり臭いは気にならず、真冬でも相当、臭いや熱がこもり、使用に遠慮がちだった携帯トイレのかわりにマンホール・トイレがすぐに、いくつも立ち上がり、行列もほとんど見られなかった。また能登半島では災害時の救世主になりえるとまで期待されながら、タンクがすぐにいっぱいになり、使えなくなったトイレカーもここではバキュームカーが定期的に回収し、水洗のうえ清潔で夜間も明るいと好評であった。さらに現在は汲み取り不要のバクテリア・トイレも設置された。

 それでも21日現在も4300戸でいまだ断水が続いており、住民の水の自由にならぬ生活はいましばらくは続く。

 今回の復旧にスピード感があったのは、被災地域がその被害にもかかわらず、比較的限定的で陸路がいくつも開いたこともある。さらに、九州という土地柄からか、日頃から米軍まで招いた、自衛隊、警察、消防、さらに自治体との統合防災訓練に真剣にとりくんできたからではなかろうか。

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