「ギラギラ」に「ズンドコ」…bB特有のカスタム傾向

 このようにbBは、メーカーがヤンチャな若者に向け、公然と「改造してください」といわんばかりに売り出した車である。ただbBのボクシーなデザインと見切りのよさは、ターゲット層以外からも好評だった。

 当時の新車価格はおおむね130万円~170万円と、同時期のカローラとほぼ重なる価格帯。若者でも手の届きやすい価格に加え、手頃なサイズ感と広い車内も手伝って、結果的にファミリー層や高齢夫婦など幅広い層に受け入れられた。

 月販目標の5000台に対し、初期受注は3万2000台以上。2000年の登録車販売台数ランキングでは7位に入るヒットを記録している。

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 実際のbBのユーザー層について、当時からガソリンスタンドで勤務している50代男性は次のような印象を語る。

「弄ってるのはヤンキーっぽい人だよね。ちょっと前のS-MX(1996年発売のホンダのトールワゴン)もそんな感じだった。でもbBの方が色んな人が乗ってたんじゃないかな。おじいちゃんとか、女の人もよく見たし。

 まぁbBもS-MXも、VIP系(高級セダンの改造車)に乗ってるヤンキーよりは軽い感じ。今だとマイルドヤンキーか。仲間と車で出かけてワイワイやるとか、そういうイメージだよね」